心は自分じゃないヨグマタの瞑想で心の性質に気づいた体験談

ヨグマタ相川圭子さんは、心は自分ではないので心から離れることを伝えてくださっています。

そうは言っても、自分の力で心から離れる事は難しいので、ヨグマタ相川圭子さんは、私たちにディクシャを授けてくださり、聖なる音（マントラ）を伝授してくださっています。

みなさんは自分は心と思い、その心を使い、それと同一化しているので、その心から離れることができないのです。心の思いに翻弄されて苦しいのです。それを大きく変え、さらにその心を超えて真理を悟っていくことができるのが、ヒマラヤ聖者の教えです。心を切り離す力がそこにはあるのです。

出典：希望実現の真理

私は、ディクシャをいただいて、6年が経ちました。

ヒマラヤ聖者の教えを実践することで、心から離れる事ができた体験談がありました。そして心の性質に気がついた出来事がありましたので、体験談を書かせていただきます。

心に繋がった体験談

仕事での出来事で、ちょっとした行き違いで、私に原因はなかったのですが、相手の方に誤解されてしまい、少しきつい文面のチャットが送られてきたのです。

いつもの私は、争いごとが苦手で、相手を怒らるのが怖くて、自分が悪くなくても恐縮した態度をとって、その場をやり過ごしてきました。

しかし、その日は「私は悪くないのに…」という思いが沸き上がり、いつもみたいに、波風たてないように取り繕うことが出来ませんでした。

その時私は、強く当たられた事に対して、「あなたの態度に私は怒っていますよ。」という気持ちが伝わるように、少し冷たい文面で返信をしました。

その後、相手の方は自分の勘違いに気づき、謝ってくださいました。

怒りという感情を無視していた子供時代

私は子どもの頃から、たとえ自分に非がなくても、自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手でした。

勘違いされて悔しい思いをしても、何も言えずにただ我慢して過ごすことが何度もありました。

「感情を人にぶつけたり、自分の思いを主張するのはよくないこと」

そういった価値観があったのです。

しかし、そうした小さな我慢が積み重なることで、あるとき突然、爆発してしまう。

そして、そのときにはすでに、人間関係が壊れてしまっていて、もう元に戻らない——そんなことも、何度も経験してきました。

そんな私が今回、職場で起こった出来事の中で、自分の感情を不器用ながらも相手に伝えることができたのです。

それは、これまでの私にはなかった体験でした。深い部分にあったカルマが浄化され、ずっと抑えていた感情が、ようやく表に出せるようになった——そのことに、自分でも驚きを感じていました。

けれども、この出来事は、ヨグマタジがおっしゃる「心を超える」ということとは違うのだと、どこかで気づいていました。

今回、職場で自分の感情を不器用ながらも相手に伝える事ができたことに対して、深いところのカルマが浄化されたので、ぶつけられなかった感情を表現する事ができるようになったのだなと、驚いていました。

しかし、この出来事では、ヨグマタジが仰る「心を超える」という事ではないのだと、どこかで気づいていました。

ただ、表面を覆っていたカルマが剥がれて、感情がむき出しになっただけでした。

しかし、これも必要なプロセスなので、感謝で過ごしていました。

怒りという心に繋がったその後に起きたこと

あのとき、私はイライラした気持ちを冷たい態度で返しました。

するとその後、不思議と心の奥深くに、スカッとした気持ちよさが広がっていくのを感じました。

さらに、相手が自分の誤解に気づいて謝ってくれたことで、「わかってもらえた」という満足感が、心の中にじんわりと染みわたっていくのを感じました。

今振り返ると、そのときの心に繋がった体験が、私の中に深く刻まれていたのだと思います。

心は「気持ちよさ」をもう一度求めてくる

その後、似たような状況が起きたときのことです。

私はまた、あのときと同じように感情をぶつけたくなっていました。まるでエゴが、「あのスッキリした気持ちを、もう一度味わいたい」と主張してくるようでした。

本当はそこまで強く伝える必要はなかったのに、自分を守るため、あるいは優位に立つために、必要以上に意見をぶつけようとしている自分がいました。

エゴが気持ち良さを知ると、心に繋がりやすくなる

この体験を通して私は、「一度エゴが気持ち良さを覚えると、それをもっと感じたいと望むようになり、どんどん心に繋がりやすくなってしまう」ということを、身をもって学びました。

感情の波に乗ってしまうと、すぐにその心に引っ張られ、さらに強く繋がってしまうのです。

心の仕組みーー心は鎖のように、連なって続いている

心というのは、まるで鎖のように、連なって途切れることなく続いているのだと、そんなイメージが湧いてきました。

ひとつの感情が、次の感情を引き寄せ、連なりながら続いていく。それは、際限のない連鎖のようにも思えました。

この経験を通して、私はまた一歩、「心の仕組み」と「心を超えるとはどういうことか」を、自分の内側から見つめ直すきっかけをいただいたように思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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他にも体験談を書きましたので、よろしければどうぞ！

きぬりこ

都内在住30代独身女子。

ヨグマタ相川圭子さんの元で瞑想を始めました。

「幸せな生き方」や「生きる意味」などについて自分の体験を交えて書いています。

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